2016年03月17日

きちんとした完璧なパンク修理。

パンクっていうのは、実に初心者の壁だ。
クロスバイクでもロードバイクでも。
自転車って必ずパンクする
自転車とパンクの仲は切っても切れない。

そして、案外、パンク修理が完璧にきちんと出来る人っていうのは多くない。
でも、完璧に出来なくても、だいたいのパンク修理っていうのは、一応直せる
でも、完璧じゃないと、時々、パンクが再発することがある。
そういうのを、『なんとなくのパンク修理』なんて勝手に名付ける。

『なんとなくのパンク修理』なら案外、さほど難しくはない。いや、簡単だと言ってしまっても良いだろう。
そして、それでだいたいのことは問題ないので、初心者の人も勇気を持って、だいたいのパンク修理までは覚えてしまった方が良いと思う。
クロスバイクの場合、別に出来なくても、そこまで遠くに行かないから問題ないという人の方が多いかもしれないけれど。
でも、まあ、せっかくなので覚えてしまった方が良いと思う。

YouTubeで調べてやってみれば、案外だいたいの人が出来てしまうと思う。
難しいことはないのだ。簡単なのだ。
また暇があれば、僕もパンク修理のレクチャー動画みたいなのを取ってYouTubeにでもアップするかもしれないけど、とりあえず今日は面倒だからしない。


で、『なんとなくのパンク修理』と『完璧なきちんとしたパンク修理』っていうのは何がどう違うのか?
僕は一時期、自転車屋で働いていた頃がある。
割ときちんとした良いお店で働かせてもらった。
今思えば、それまではパンク修理ってきちんと出来ていなかった。
そのお店で、何台もクロスバイクからロードバイク、ママチャリまでパンク修理を重ねて、『きちんとしたパンク修理』がやっと出来るようになった。

もちろん、それまでもロードバイクには乗っていたから、
「パンク修理くらい出来るよ」
と思っていた。
なんだったらパンク修理は得意くらいに思っていた。
日本の至るところ点々と走っていたくらいだから、パンク修理なんて楽勝、朝飯前、そう思っていた。
でも、それは『なんとなくのパンク修理』だった。


一口に言うと、『完璧なきちんとしたパンク修理』っていうのは、パンクしたチューブだけ見て、パンクの原因をだいたい推測できないといけない。

自分の乗っていた自転車のチューブならだいたいじゃなくて、完全に原因を特定出来ないといけない。
人の乗っていたチューブなら、推測して、
「多分、こういうことってあったでしょ?」
みたいに確認して確定させる。


まあ、ちょっと大げさではある。
本当のところは、完璧に100%までは分からない。
でも、本当に90%くらいまでは分かる。

穴の空き方っていうのは、実はいくつかのパターンしかない。
まず穴が開いている場所を見る。
@サイドに穴が開いている。
A地面と接する側。
Bリム、内側。
ロードバイクでもクロスバイクでも関係ない。
場所についてはたったの3種類しかない。
これが一番重要だ。

穴の位置の探し方は水に付けてもいいけれど。
水が用意できない場合は、耳に取り出したチューブを近づけて空気を入れる。
あるいはを近付ける。
わずかなが聞こえるか、空気の流れを感じられると思う。
それで見付からない小さい穴の場合はやっぱり水を用意しないといけないんだけど。


サイドの場合は、大抵の場合、リム打ちだ。
リム打ちっていうのは、チューブからタイヤがはみ出て、タイヤとリムに噛まれるようにパンクしている。
リム打ちは空気不足か、段差の乗り上げ方が下手だったかのどちらかだ。
タイヤにもホイールにも異常はない
何も考えずにチューブ交換すれば良い。

地面と接する側の場合は、何か踏んでいるか、タイヤのケーシングがほつれて刺さっている。
タイヤに異物が残っている場合は取り除かないといけない。
異物は抜けている場合もある。
一番厄介なのは、異物がタイヤの中に埋もれている場合だ。
普通に手で触っても分からないが、空気圧を入れて、走り始めるとまた同じように穴があく。
チューブの穴の位置と、タイヤの位置を照らしあわせて、中に異物が残っていないかタイヤをもにょもにょ曲げたりもしないといけない。

リム、内側の場合、リムにバリがあるか、リムテープが劣化しているか。
この内側の穴が一番厄介かもしれない。何かしらの原因を特定しないと、遅かれ早かれ同じ原因でパンクする。


ただ、上の3パターンにも例外がある。
ごく稀にだがチューブの初期不良ということもある。
ただ、昨今の技術ではその可能性は低い。

チューブ、タイヤの劣化
パンクしなくても2年に1度くらいはチューブは交換してやった方が良い。
タイヤも外側がすり減っていなくても、中のケーシングが馬鹿になっていたりすることもたまにある。

そして、チューブがねじれて入っている場合。
ねじれていると、内側、外側のパターンが通用しない。
チューブはきちんとまっすぐに、どこかに偏らないよう均等に入れてあげる。


あとは滅多に無いけれど、熱でパンクすることもある。
長い下り坂でブレーキを強く握り続けていれば、当然、摩擦熱が起きる。
フルカーボンクリンチャーラテックスチューブを合わせていると起きることがある。
普通のチューブの場合は、滅多にないと思っても良い。


チューブをねじれないように入れるとか。
タイヤからはみ出ていてリム打ちするとか。
そういうのはもちろん完璧なきちんとしたパンク修理じゃないっていうのは当たり前で。
ただ、そうは言っても、マウンテンバイクの太いタイヤなんかは少々難しい。


チューブ、タイヤを正しく装着するのは、ロードバイク、クロスバイクの場合、きちんと正しい順序、やり方でやれば初心者でも決して難しくない。
穴を見付けて、原因を特定するっていうのは、少々難しい。経験がいる。
穴とタイヤの雰囲気で確定させられるようになろうと思ったら、数をこなさないといけない。いろんなパンクを見ないと。

それでも、一応、理屈だけでも知ってさえいれば、完璧なきちんとしたパンク修理っていうのも、すこぶる難しいものではない。
ただ、みんなあまり知らないだけだ。
まあ、パンク修理なんてとりあえず直れば問題ないから、とりあえずの『なんとなくのパンク修理』から、『完璧なきちんとしたパンク修理』に進む機会っていうのは少ないんだろう。


まあ、そんなこんな。

posted by じてぼん。 at 11:00 | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする