2018年02月13日

ロードバイクのメンテナンスって何すればいいの?

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ロードバイクのメンテナンスって何をすれば良いのか。(ロードバイクに限らずクロスバイクでもだけど)

どこからどこまで自分ですれば良いんだろう。

どこからをショップに頼めば良いんだろう。

自転車屋で働いてしまっているもんだから、たいてい全部自分でしてしまうんだけれど、一般ユーザーの場合どうだろう。

そんなことを今回は考えてみる。




ロードバイク、クロスバイクに必要なメンテナンスって?


そもそもに、ロードバイクに必要なメンテナンスって何があるのかざっくり考えてみよう。


チェーンの掃除と注油

まあ、これはだいたいみんなしている。チェーンを掃除して油をさすっていうやつだ。


タイヤ、チューブ交換

まあ、簡単。でも、練習しないとすぐパンクして悲しいことになる。


ワイヤー交換

これは自分でする人もいるし、そうじゃない人もいる。


変速機調整

意外と難しそうで、意外と簡単なようで、やっぱり簡単じゃないような、簡単なような。理屈さえ理解すれば自分で出来るし、出来るようになると便利。


・バーテープ(グリップ)交換

簡単そうで意外と難しい。


・ブレーキシュー交換

簡単と言えば簡単だけど、ブレーキにかかわるポイントだから店でやってしまう方が無難ではある。


・ベアリング関係の洗浄グリスアップ

BBとかヘッドとか。あとホイールのハブも。

いろいろ規格があって、パーツを取り寄せたりが厄介なので店でやってもらう方が間違いない。


・ホイールの振れ取り

どこまで追求するか次第だけれど。難しい。店でやってもらうのが良い。


他にもいろいろある気がするけど、とりあえず、この辺りを書いてみることに。


メンテナンスの基本チェーンの洗浄と注油


ロードバイク、クロスバイクでとりあえず自分で出来るようにならないといけないメンテナンスが、チェーンの洗浄と注油だ。

どうして一番大事かって、いちいち店に行ってたら時間もお金も無駄だからだ。


ロードバイク、クロスバイクのチェーンは週に一回くらいは洗浄、注油したい。


方法は簡単で、パーツクリーナーなんかで洗浄する。

スプレータイプのものでも良いし、液体のディグリーザーなんかでも良い。別に灯油でも良い。

要はチェーンに付いた古いオイルと、そこにくっついている砂埃なんかのゴミを洗い流してやれば良いわけだ。

楽チンなのはスプレータイプ

頑固に汚れている時は液体のディグリーザーを歯ブラシに付けてゴシゴシする。

灯油は廃棄が面倒だし、においも厄介。でも、安い。


スプレータイプはホームセンターに売っている100円のものだとガスが出るばっかりでいまいち汚れが落ちなかったり、洗った後に乾くまで時間がかかったりするから、あまり安過ぎない方が便利ではある。

ワコーズなんか使えばリッチな気分にもなれるし、まあ、値段するだけあって使い勝手は良い。


注油は自転車専用のチェーンオイルを使えば良い。

要はチェーンのコマとコマ、つまり関節の部分の間に入ってくれれば良い。

表面には油膜が残れば十分。


たまに油ギトギトのチェーンで走っている人がいるけれど、ホコリやゴミなんかがくっつき放題になるので、余分な油分は拭き取った方が良い。


チェーンオイルの種類については、個人の好みで問題ない。

高級な高性能なものを使わなくても、きちんと定期的にやってさえいれば、特に問題ない。


ドライとウェットに関しては、好みで良い。

基本的には日本のロード乗りの間ではドライが一般的な気がする。

簡単に言えば、チェーンが汚れにくいというのがドライだ。

ウェットは粘りがあるから乾きにくかったり、奥までしっかり入ってくれるみたいなイメージで良い。

厳密にはドライやウェットっていうのはメーカーが勝手に付けているネーミングなので、厳格な基準などはない。


何個か試して、自分の好きなものを使えば良い。

あるいは、別に試さなくても、一つ目のものが問題なければそれを使っていれば問題ない。

気が向いたら別のものを試してみるのも良い。

別のオイルを使う時には、しっかり前のものを洗浄しておくのがポイント。


個人的にはお金がある時にはワコーズのスプレー式のチェーンルブが好き。スプレー式なので楽だし、ウェットとドライの中間みたいなところなので何かと楽。

お金がなければ、フィニッシュラインのドライ。ぽたぽたと垂らすタイプなので面倒だけれど、周りに飛び散るロスがないので経済的ではある。

その他、シマノの純正のチェーンオイルなんかを使うこともある。

こだわり系の高級品はごくまれにお金に余裕がある時に使ってみることもある。


フィニッシュラインのワンステップという、洗浄と注油が一発で出来るというのも便利。ただ、コスパで言うとクリーナーは別になっている方が良い。一体型はオイルも一緒に洗浄のために使うので、少々コスパがよろしくない。

でも、楽なので面倒くさがりの人にはオススメ。


タイヤ、チューブ交換、ホイール脱着


チェーンの注油ほどじゃないが、ロードバイクに乗っているなら出来るようになっておきたいのがホイールの脱着タイヤ、チューブ交換


ホイールの脱着はロードだけじゃなくクロスバイクでもマストかもしれない。

ロードバイク、クロスバイクのホイールはクイックリリースで止まっている。

クイックリリースとは、工具なしで簡単にホイールが外れるやつだ。


逆を言うと、きちんとやっていないと、走行中にホイールが外れる危険性もある。

クイックリリースの使い方、ホイールの脱着はきちんと理解しておく必要がある。


タイヤ、チューブの交換は、ホイールさえ外してしまえばさほど難しくもない。

必要なのはプラスチック製のタイヤレバー。500円もせず売っている。

金属製のタイヤレバーはママチャリ用。ホイールの方が傷むことがあるので、ロードなどでは使わない。


タイヤ交換はパンクしなくても、タイヤが磨り減ったらしないといけない。

店ですると意外とそこそこ工賃もかかるので、自分で出来るようになっておきたい。


コツは中のチューブをタイヤではさまないようにすること。

そのためには、チューブに軽く空気を入れてからやること。


メンテナンス中級!ワイヤー交換と変速機の調整


ワイヤー交換が出来れば、メンテナンスとしては中級者だ。

というのも、ワイヤー交換は変速機とブレーキの引き代調整が出来ないといけない。

適当にワイヤーを止めても、きちんと変速してくれないし、ブレーキもきちんとかからない。


まず、ワイヤー交換するためには、どこからワイヤーを抜くか知らないといけない。

ロードバイクの場合、STIレバーのゴムをめくりあげてやって、ワイヤーを押せば出て来る。どこから出て来るかきちんと調べてから作業すること。


また、最近のロードバイクはワイヤーがフレームの中を通っているものも多い。

この手のフレームは非常に面倒くさい。

各メーカー、各フレームごとにコツがある。

穴が大きいフレームの場合、ピンセットや先っぽを捻じ曲げたスポークなんかを使ってワイヤーを引っ張り出す。

穴が小さい場合は、ライナー管なるものを先に通しておいてやる。

その他、釣り糸をくっつけるなど様々な工夫はある。

ただ、自信がない場合は抜かない方が良い。
一度抜いてしまうと逆戻りできなくなる。

不安な時は店に任せてしまう方が良い。
失敗してから店に持っていくと嫌な顔をされるので、失敗する前に持っていくのがポイント。

結構、プロショップなんかでもワイヤー内蔵式フレームで苦戦することってあるくらいだ。


はっきり言って、ワイヤー内蔵式フレームなんかこの世から消えれば良いくらいに僕は思っていたりする。そのくらい面倒くさいことがある。簡単なやつもあるけれど、外を通す方が楽なのは間違いない。

ちなみにワイヤー内蔵式のメリットはDi2を使う時に便利というだけ。
Di2を使うユーザーなんかロードバイク人口の何%だろうと思ったりするけれど、まあ、仕方がない。


変速機の調整は原則として、ワイヤーの引き代調整だけで良い。

ネジが付いているが、あれは最初にきちんと設定してやれば、後からいじることは滅多にない。

走行していく内にネジがいくらか緩む可能性もあるが、基本的に調整が必要になるほど緩むことはあまりない。

そんなわけで、最初に買ったときにきちんと変速機をセッティングしてもらっていれば、ネジは基本的にいじる必要はない。

ちなみに、ネジの意味は変速機の動き幅だ。

内側、外側のどこまで動けるかを調整出来る。

これが広すぎると、ギアの外にチェーンが落ちる。

逆に狭すぎると、一番軽く(重く)できなかったりする。


きちんと変速が動くかは、ワイヤーの引き代だ。

全てのギアをきちんと動くようにワイヤーの引き代を調整する。


ワイヤーの引き代は手でくるくると回せるダイヤルで調整する。

時計回りでワイヤーが緩む。逆で張る

緩めるとどっちに動くか理解して、ちょっとずついじれば基本的にはいずれ上手く合う。


ブレーキの引き代も同じようにダイヤルで調整できる。

ブレーキの方は自分の好みの引き代に調整すれば良い。


余ったワイヤーはカットして、ほつれないようにキャップをつけてやる。

新品のワイヤーは初期伸びが出る。初期伸びが出たら改めて調整してやる。
初期伸びが出ないように、最初にしっかりと引っ張っといてやるとベター。


ワイヤーグリスなんかに関しては好みの問題。
最近のシマノのケーブルはケーブル自体にコーティングがされているので、ワイヤーグリスは使わなくても良いという人もいるし、するする動いてほしいから使うという人もいる。


ちょっとこだわりたい場合はシフトのインナーだけオプティスリックのワイヤーを使うとするする動いてくれる。


バーテープとブレーキシューの交換、その他


バーテープは特にコツはない。

綺麗に巻くだけだ。

均一に綺麗に。

センスが問われる。


とりあえずは、巻く方向さえ合っていて、すぐにほどけないようになっていれば問題はない
逆まきだとすぐほつれてしまう。

ただ、見た目が悪いとカッコ悪い。

まずは、千円くらいの平凡なやつから始めると良い。
偽コルクみたいな素材のいくらか伸びてくれて、簡単には切れないやつが楽だ。

値段の高いものは、巻きにくいものもあるし、失敗した時に心の傷が深い。
ガラ物は上手い下手が分かりやすい。

安物は自分で巻いて、高いものは店に任せてしまうっていうのもありだ。


ブレーキシューはホイールにまっすぐ当たるように付ければ良い

左右がある場合もあるし、向きがあることもあるので、そこだけ気を付ける。

特にクロスバイクのVブレーキ用のシューは安いサードパーティのものは上手くまっすぐ付けにくいということが時々ある。上手くやればまっすぐ付けられるがコツがいたりする。

シマノ純正がオススメ。
シマノ様様。
まあ、冗談抜きで、基本的にはシマノ純正がだいたいどの作業も楽ではある。


これ以上の作業に関しては、それなりに知識と経験が欲しい。
書き忘れている簡単な作業もある気もするけれど。


基本的には六角レンチなど、工具を使う作業はネジの締め付けトルクに注意しないといけない。
トルクレンチは高価なので一般ユーザーは買わなくても良いと思うが、逆を言えば、カーボンパーツのしめつけなど、トルクレンチが必要な作業はトルクレンチを持っていない人はしない方が良い。トルクレンチを持っていても時々、使い方を間違える人もいる。


あくまで乗り物の整備なので、やはり安全、命に係わることだ。

「何となく自分でも出来るだろう」と軽く考えず、必要な時にはお店にやってもらうのが良い。


まあ、そんなこんな。

posted by じてぼん。 at 08:00 | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする