2019年06月21日

DE ROSAデローザのロードバイクって高いのか?

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DE ROSAのロードバイクは高いのか?




DE ROSAデローザのロードバイクって高いのか? 逆に安いのはどこのメーカーなのか? そんな話をよく聞かれる。

DE ROSAは安くはないけれど、価値を考えれば高くはないと思う。
極端な話だが、街中で100万円のジャイアントやトレックが走っていても正直遠目には分からないので二度見しないけれど、DE ROSA、LOOK、TIMEなんかは振り返って二度見してしまう。サーベロなんかも高級車だけど、二度見するのはやはり高級ヨーロッパメーカーだ。
気品みたいなものがある。

基本的にはメーカーごとのロードバイクの値段については、ヨーロッパメーカー、アメリカメーカー、台湾メーカーと分けると分かりやすい。
ヨーロッパメーカー、特にイタリアだったり昔から伝統のあるメーカーは同程度の性能の車体を比較すると値段が高い場合が多い。
そんなわけでイタリアメーカーのDE ROSAなんかは走っていると振り向いてしまう。

ただ、イタリアでもビアンキ、コルナゴなんかはアルミの安いモデルも出しているので、そこまで振り向かない。ピナレロもドグマ以外は安いのもあるので、さほど振り返らない。
やはりつい振り返ってしまうのは、LOOK、TIME、DE ROSA辺りじゃなかろうか。
最近はTIMEは権威が落ちて来ているが。

そういう威厳なんかのことを考えると少し値段が高くたって、値段に見合う価値はあると言っても良いんじゃなかろうか。
むしろ、DE ROSAも安いものならフルカーボンでも40万円以下である。
40万円以下なのに、ジャイアントなどの100万円よりも人の目を引く。

そういう辺りDE ROSAはすごい。気品というものだろうか。
やはりロードバイク乗りにとって憧れのメーカーの一つというだけある。

DE ROSAは高いから速いのか?



じゃあ、DE ROSAはすこぶる走りが良いのかという話になると、走りの良さと気品と値段っていうのはあまり関係はない。

これが初心者には非常に分かりにくいポイントなのだ。
「え?値段が高かったら速くなるんじゃないの?!」
と思うのが一般の人の思うところだろう。

そもそもに速いロードバイクという定義が難しいというのもあるが。
基本的には軽くて、硬くて、なおかつしなやかで、クイックで安定感があって。
そう、硬くてしなやか、クイックで安定感といった具合で、
良いロードバイクの条件とは矛盾してしまうことがあるのだ。
硬いばかりだと疲れてしまうし、クイックすぎると下りが怖い。

競輪やトラック競技のような短距離の場合、硬いということが非常に大切だが、
ロードバイクの場合、とにかく距離が長い。
さらに言えばプロがグランツールで使う場合は21ステージ続く。
身体に負担がかかりにくいというのは、トータルでの速さにとって非常に重要だ。

それでも、同程度のグレードだとやはりDE ROSAは値段は高くなりやすい。
ただ、基本的に他メーカーと純粋に性能比較するのは難しい。
特にA社のセカンドグレードとB社のセカンドグレードを比較するとしても、
どの程度をセカンドグレードとしているかっていうのはメーカーの匙加減次第なので難しい。
一番上のグレードになると、味付けの違い、好みの違いがあるので一概に言えない。

そんなわけで他メーカーと比較してどっちが速いかっていうのは、
実に甲乙つけがたいわけだ。

DE ROSAならクロモリ、チタン、スカンジウムなんかもアリ



同じメーカー内の場合は値段が高くなると基本的には速くなる。
と思いきや、DE ROSAなんかの場合、クロモリだったりスカンジウムやチタンといったプロのレースでは使われない物凄く高いラインナップがある。
軽さを期待してDE ROSAのクロモリ(ネオプリマート)なんかを買うと非常に残念なことになる。

ただ、DE ROSA買うならメタルはアリだと個人的には思っている。

まず速く走らなくて良い。レースで速く走るための車体とは少し違う。ジオメトリーはレーシーなのでゆったり乗るってのとも少し違うが。
あとはモデルチェンジが無いので長く乗りやすい。
クロモリは坂で無理に頑張らずにのんびりマイペースに乗ったって良い。
火野正平の番組なんかが正にそれだろう。
レトロな雰囲気の名門メーカーのクロモリを優雅に流す。

カーボンなんかの場合、モデルチェンジがあるけれど、クロモリはモデルチェンジがほとんどない。綺麗に磨いた三十年前のクロモリと去年買ったけど汚れたクロモリだのフレームだと恐らく見分けが付かないんじゃなかろうか。
極端な話だが、きちんとメンテナンスをしていれば、死ぬまでフレームは買い換えずに済むかもしれない。

基本的にはカーボンの自転車の場合、そうはいかない。
どうしても、カーボンってくたびれてくる。
正確に言えばカーボンを固めている樹脂や表面の塗装がくたびれてくる。
カーボンフレームは焼き付け塗装が出来ないので、メタルフレームより塗装が弱いというのもある。
そうは言ったって5〜10年程度、あるいはメンテナンスの具合によってはもっと長く乗れるかもしれない。
ただ、カーボンは数年すると技術革新やら、外見の流行なんかも随分変わってしまうので、現実的には何年かで買い換えしたくなる。

なのでカーボンが物凄く短命というわけではないが、クロモリは一度買えば上手くメンテして上手く乗っていけば死ぬまで乗り続けられる可能性があるという意味では非常に良い。

特にDE ROSAのような高級メーカーを何年かごとに買い換えるのは辛い。
さらに言えばDE ROSAはカーボンについてはそこまで最新技術を毎年アップデートしているわけでもない。アメリカメーカーなんかがドンドン最新モデルをアップデートして性能を上げていることを考えると、カーボンについてはDE ROSAどうなんだろう、という気もする。
そう考えるとDE ROSAはクロモリやチタンにするのもアリなわけだ。

ただ、それは走行性能、軽さとは違う話だということを理解しておかないといけない。

コスパを求めるならDE ROSAじゃない



そういう意味でコスパとかを求めるならDE ROSAはイマイチではある。
ジャイアント、メリダを筆頭とする台湾メーカーや生産台数の多いトレック、スペシャライズド、キャノンデール辺りがコスパなんかだと良いと言える。
ただ、どのメーカーも高いものは高い。ある程度軽く、高性能にすれば高いし、安いものは安いなりの理由がある。

ただ、メーカーは元値だけで値段設定をしない。
ライバルメーカーの価格、競争力などを加味して値段設定を決めていく。
そんなわけで年度によっておいしいモデル、おいしくないモデルっていうのはある。

基本的においしいモデルっていうのは、お店も大々的にアピールする。これがオススメですよ、って。
基本的には自転車屋さんって自転車が好きな人がやってる場合が大半なので、自転車好きにオススメしたいモデルっていうのをオススメする。
案外、素直に店のオススメを買うっていうのがコストパフォーマンスの良い車体の探し方なのかもしれない。
ただし、量販店はそういうのは分かっていないので、並んでる車体がトンチンカンなこともある。

ーーー

DE ROSAは高いかと言えば答えはノーでもありイエスでもある。
自転車屋さんとしてはDE ROSAって勧めても売れないし、勧めなくても売れる車体なのだ。
DE ROSAの魅力がわかっていて好きな人は買うし、そうじゃない人はどんなに勧めても買わない。
ハートマークの自転車屋というだけのことあって、正に愛で乗る車体だ。

まあ、そんなこんな。
posted by じてぼん。 at 20:00 | ロードバイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする