2019年06月22日

有限走力と無限走力を考える。

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有限走力と無限走力を考える。

最近はベアフットランニングにハマり続けている日々。
man 3dalsワラーチの開発者manさんの「裸足とワラーチの日々」というブログを時間の隙間があれば拝読させて頂いている。
ちなみにトレーニングの方はワラーチでの散歩がもっぱらで、たまにしか走っていない(笑)
まずは裸足のフォームをしっかり体に覚えさせて、怪我しないフォームを作ることを狙っているが、トライアスロン本番まで残り一ヶ月ほどなので本当はもう少しトレーニングもした方が良い気もする。

ちなみに写真は僕と妻のワラーチとビーサンとAmazonベアフットシューズ。
ビーサンはごく一般的なビーサン(母が沖縄土産でくれたもの)だが、ワラーチを履いた後に履くとものすごくフカフカクッションなのだと気付く。もちろん、普通の靴と比べればペラペラのごく一般的ビーサンだ。
Amazonベアフットシューズについては、割と悪くない。ちゃんと底が薄い。仕事の時はワラーチを履くわけにもいかないので、これを使っている。それでも、5mm底ワラーチと比較すれば、やはりまだ底は厚い。

5mm底ワラーチはやはり強敵だが、かなり慣れてきている。
意外なことにも走るよりも歩く方が難しい。走る方は衝撃が強い分フォアフット着地しないと痛いのだが、歩く方はカカトから着地してもある程度は何とかなってしまうので、意識していないとカカト着地になってしまうことがある。

基本的に5mm底ワラーチで走ろうとすると、カカト着地は痛くて逆に難しいのだ。
5mm底ワラーチにある程度慣れると、Amazonシューズはかなり快適に感じる。普段使いで使って、全く無理を感じない。むしろ、地面を掴んで歩ける感じが気持ち良い。
つい一週間ちょっと前、初めて履いて走った時にはふくらはぎがパンパンになって、足裏も痛いと感じていたのが嘘のようだ。

ーーー

さて、manさんのブログの中で有限走力と無限走力なる考え方が出て来た。
http://man10000.hatenablog.com/entry/20150620/1434786572

僕のようなランニング素人の場合、フルマラソンさえ厳しい気がするのだが、manさんのようなウルトラマラソン専門の人にとっては42.195kmは長距離ではなく、長距離というと100km、200kmと桁が違う。

そういう場合に出てくるのが有限走力と無限走力という考え方らしい。

有限走力はフルマラソンのようにタイムを狙う、出来るだけ速く走るための走力で、この走力を伸ばしても無限走力の向上には直接的にはつながらないそうな。
逆に無限走力はウルトラマラソンのように延々と走れる走力のことを指すらしい。

ワラーチ、裸足ランニングの目指すところは無限走力の向上らしい。
理論上、正しい人間本来の走り方と筋肉を習得すれば、エネルギーが続く限りは足などを傷めることなく延々と走り続けられるということだ。

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ちなみに僕の当面の目標は100kmランニングで走れるようになる、だ。

ーーいやいや、まずはフルマラソン完走でしょ。
と突っ込みが入りそうだが、割と真面目に目論んでいる。

僕の場合、日曜が休めない。
ヒルクライムレースの日だって、朝4時に起きて、レースを走って、まっすぐ店に向かって11時には働き始めて、休憩時間なしで夜7時まで店に立っている。
そのくらい日曜日は休めない。
今度のトライアスロンの日もレースが終わったら走って店に向かわねばならない。
何せ日曜は月に4回か5回しかない。そこで売り上げの大半を作るのが自転車屋という仕事だ。
それにしても、日曜が本当に全く休めないというのはしんどい。
まあ、一口で言えばブラック企業なのだ。でも、好きなことをある程度好きにやれる仕事なのでホワイト企業でもある。人間、どこかで折り合いを付ける必要はある。

休めない愚痴は置いといて、練習してもトレランやウルトラマラソン、普通のフルマラソンに出られる日は来ないのだ。

だから、僕の目標は平日の休みの日に一人きりでトライ出来ることじゃないといけない。
だから、目標は100km走るなのだ。

ーーー

この無限走力、旅の自転車なんかに近いものを感じる。

旅の自転車はまさに無限走力だ。
足が痛いだの、エナジージェルやプロテインがないと疲労が回復しないだの、そういうことは言ってられない。
アフリカの食事ってのは実に美味しくない。明らかに食あたりして走ってる途中で吐いたり、下痢が一ヶ月近く続いたこともあった。
でも、走る他ないのだ。下痢の時は回復のため走らなかった時もあったが。ちゃんとした医療のない国で体調を崩すってのは本当に厄介なことだ。

とにかく前進しないことにはどうにもならない。
レースのトレーニングのような走り方ではなく、速度は一切気にせず、疲れたり体を傷めないように毎日走り続ける。

無限走力的な要素が必要なのだ。

ーーー

僕はブルベはやらないのだが。
ブルベも600km、すごい人は1000km以上走る正にそういう無限走力的な走り方になる。
ちなみにブルベとは制限時間内に決められたルートを完走することを目指す競技。タイムは競わないが、慣れている人は制限時間よりもかなり速く完走する。

ブルベライダーは超長距離を走るので遅いのかというと、案外そうでもない。
基本的にブルベライダーは速い。
ブルベのコースには山岳が含まれることが多い。山岳があっても制限時間は変わらない。だから、山岳もそれなりの速さで走らないといけないし、山岳で制限時間がきつくなる分、平地もそれなりの速さで走らないと完走出来ない。

このそれなりの速さっていうのは、ブルベを全く知らない人からするとちょっとビックリするような速さである。
もちろん、ヒルクライムレースのような速度ではない。
ただ、初心者のヒルクライムレース初挑戦よりは速いペースで山岳もこなしていく。
その速度で何十時間も走り続けていくのだから、驚異的だ。

旅の自転車の場合はブルベよりは遅いし、休憩時間もブルベよりは取るが、それでも荷物の量はとにかく多い。
初めてフル装備の旅の自転車に乗ると、
「え、こんなので走れるの?」
とほとんどの人が驚くだろう。
多分、初心者だと真っ直ぐ走り出すことが出来ないだろう。力任せに踏んでは進まない。自転車と荷物の重心位置を理解して、重量を速度に乗せるような感覚で漕ぎ出す。
ある程度の速度に乗せれば不思議と重量バランスは安定する。登り坂も上手くタイミングよくこぐ。ダンシングは一切使えない。
こういうのは旅の自転車特有の走り方だ。
走っていれば必然的に覚えるようになる。
毎日60〜150km程度の距離をその重い自転車で日没までに走る。
特に人が少ない地域の場合、1日で次の村や町まで走らないといけないので、結構な距離を走らないといけないこともある。

ーーー

ブルベはやらないので断言は出来ないが、基本的に考え方、走り方のコツは旅の自転車特有の似ているだろう。

基本は怪我や痛いところが出てこないギリギリの速度で走るということだ。
あるライン以上の力の入れ方をすると、体に反動が来ることを理解して、そこを越えないよう、なおかつ遅くなり過ぎないよう走る。
食べて眠る以外の時間の大半をずっと自転車の上で過ごすテクニックみたいなのがある。

それはムキムキのアスリートやヒルクライムレースですこぶる速いとかっていうのとは縁のないスキルだ。
無限走力である。

ーーー

ランニングは素人だが、ベースとして無限に延々と有酸素運動をし続けるという能力はあるはずなのだ。
もちろん、それは自転車で使う筋肉限定、しかもそういうフォームを習得しているからということもある。
ただ、ベースがゼロではない。

理論上ではランニングでの無限走力的な走り方のフォームを覚えて、あとは何回かトライしていれば1日で100キロ走るっていうのは達成出来るんじゃないかと思うわけだ。

そもそも、フルマラソンなら一般人でも練習すれば完走自体は大抵の人が出来るのだ。
特に理論や正しいフォームなど分からなくても、だ。
もちろん、練習のおかげではある。
ただ、人間はある程度練習さえすればフルマラソン程度の距離は走れるようになるというのは事実だ。

なので、裸足ランニングで正しいフォームを習得して無限走力的な走り方のコツさえ掴めれば、フルマラソンはもちろん、100キロという距離は決して不可能な距離ではないと僕は思うわけだ。

そういうわけで今年の内に100キロ走れるようになりたいと割と真面目に目論んでいる。
100キロ走ってどうするの?って聞かれると困るが。

自転車だと正直、次の目標って探しにくくなってしまった。
ヒルクライムレースで何分とかってのも悪くはないだろうけど、正直、あまり好みでもない。
1000キロブルベを完走したいと以前は思っていたが、1000キロブルベは三日近く掛かる。僕の休日の日数では難しい。少ない休日、特に連休は出来るだけ家族と過ごしたい。

そうなると、孤独の100キロランニングは僕にはピッタリなわけだ。
1キロ8分のペースなら、1時間で7.5キロ走れるので、約14時間走れば100キロになる。

僕は自転車でなら14時間は走れるのだから、理屈で言えば14時間有酸素運動は出来るはずなのだ。
自転車のロングライドと同じ考え方で走れるなら、1時間無理なく一定ペースで走れるところまで作れたら良いはずだ。1時間走って5分休んでを14回繰り返せば100キロだ。

まずは1時間を安定させるところだろう。
その次は、それを休憩を挟んで三回。これが安定すれば回数を伸ばして行って14回まで到達すれば100キロだ。

あとは100キロトライの時にはワラーチを使うか普通のシューズを使うのか、はたまた裸足でやるのか、っていうところだろう。
裸足で100kmはmanさんのブログを拝読していても、やはりかなり難しそうだ。

ワラーチで100kmはどうなんだろう。
シューズを使う方がタイムなんかを狙うなら有利らしいのだが、距離だけを狙うならワラーチの方がフォームが崩れないので良いのだろうか。

まあ、この辺は実際に進化を見ながらだろう。

ーーー

とりあえずはワラーチで1時間無理なく走るというところを目指して。

まあ、そんなこんな。


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posted by じてぼん。 at 00:29 | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする