2020年04月23日

自転車旅のレジェンド小口良平さんに会った。

自転車旅のレジェンド小口良平さんに会った。
僕がアフリカに行く前に、ルートの情報をもらった。
偶然だが、同じ諏訪の盆地に住んでいて、風の噂で子どもが生まれると聞いて使わなくなったベビー用品いりませんか?と、5年越しにリアルで会えるに至った。

小口さんは約9年かけて世界150カ国以上を回っている。
ちなみに僕は6ヶ月で7カ国。
比較するものではないにせよ、やっぱりすごい。
日本人だと多分一番たくさんの国を行っている自転車乗り出し、世界的にもこれだけの数の国を回っている人は少ない。

小口さんは今は自転車を広める活動をしている。

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旅はイメージと情熱だ。
それが、企画力になる。
自分がしたいことをイメージして、情熱を持ってやりとげる。
パッケージがあるわけじゃなく、自分で一から考えて、調べて、やってみる。企画を立てて実行する。
現実的には時間と予算が必要になるが、それをいかに捻出するかといえば、企画がしっかりしているかが問題で、その原動力はイメージと情熱だ。

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個人で自転車を通して生計を立てるのはとても難しい。
僕は自転車を通して生計を立てることは諦めた。

何度も繰り返しになるが自転車屋さんって、ものすごく良い仕事だ。大変なことも多いけど、自転車に向き合って、人に自転車の良さを伝える。
とても素晴らしい仕事だ。

でも、お金と休みの問題が僕の場合は上手く乗り越えられなかった。
多分、実際はそれだけじゃないだろう。
やはりイメージと情熱が足りなかったのだろう。
どう働くか、どう生きていくかのイメージが足りていなかったし、その情熱が足りなかった。

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最近、子どもに論語を読み聞かせるのだが。赤ちゃんに論語を読み聞かせてどうするんだ、というツッコミはなしで(笑)

子曰、君子喩於義、小人喩於利。
子曰く、君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。
先生は言いました。君子は義、正しい道は何かで判断する、何をなすべきかを考える。それに対して、小人、つまらない人間は利益で考える。

子どもに読み聞かせながら、耳に痛い言葉になってしまった(笑)

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人生何が正しいかということもないし。
旅にどちらが優れているかということはない。
仮に正しさや優れているなどがあるとすれば、その人が自分で抱いたイメージを達成できているかどうかだろう。

そして、人間は失敗することを恐れる生き物なので、大きなイメージを抱かないようにする。
何かをする時に必ず人間は失敗した時の言い訳を考える。

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僕が失敗したとすれば、僕のイメージは旅をして小説を書くということだったのだが。アフリカが終わってからまだ書けていない。
この点については失敗している。

でも、不思議なことに最近、文を書くことが増えている。アップロードこそしなくとも書く文も多い。小説ではなく、日々思うことを書いているだけだが。
なぜかは分からない。
それでも、文を書く時って僕の場合、人生が動く時だ。

いや、子供がいるので旅には出ない。
そもそもアフリカから帰って書けていないのだから、ある意味では僕の旅はまだ終わっていないので、仮に子供がいなくても次の旅には行けないだろう。

そんな流れで良い小説が頭に降ってこないだろうか。

生きていて一番嬉しいのは、やっぱり小説が書けた時だと思う。

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小口さんは、イメージと情熱を大きく持てる人だろう。
僕は自転車で生計を立てられなかったけれど、小口さんは大丈夫だろう。
9年とか自転車で旅できちゃう人はやっぱり偉大だ。

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面白い共通点としては、小口さんは旅に出る前は建築関係の仕事をしていて、宅建とFPを持っている。僕も宅建は持っているし、FPもちょうど来月取るところだ。
不思議な共通点があるものだ。

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自分ができなかったことは、誰かに乗っかってしまうのも手だ。
幸い、僕が自転車屋さんで身に付けたことは小口さんの手伝いに役立てられるかもしれない。
大きな夢を持つ人の夢に、ほんの少しだけ乗っけさせてもらう。
そういうのも良いなと思うのだ。

昔の僕では多分そういう発想はなかった。
すべて自分一人でやりたかった。
今もそういう部分はあるけど。

歳を取るにつれて、自分が頑張れたこと、出来なかったこと、これからやってみたいこと、出来るかもしれないこと、そういうのが分かってくる。
若い時は、やりたいこと、出来るようになりたいことはたくさんあったし、時間もたくさんあったけど、成功も失敗も、経験がなかった。

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南極の話もした。
まあ、面白いことに、小口さんも次は南極、そしていつかは月と。
自転車乗りって同じようなことを考えるんだなと思った。

実際、昔はアフリカって、頭がちょっとおかしい人か、プロフェッショナルの人以外行けなかった。
それが、僕が行く時には、比較的気楽に行けるようになった。
これはインターネットの普及のおかげだ。

実際、昔は南米に行った時には情報収集ってすごく難儀した。
インターネットはあったけれど、今みたいに個人が気楽にブログで情報を発信するってことは多くはなかった。
パソコンに強い人が趣味でブログを書くというのが強かった。
今は本当に誰でも気軽にメールを打つようにブログを書く。

情報の力ってすごい。

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南極は僕は漠然といつか、ラインハルトメスナーみたいに南極大陸横断したいと考えていただけなのだが、小口さんは持っているネットワークも違うし、本気度も違うのでもっと詳細な最新の情報を持っていた。

今は900万円あれば、ガイドを付けて南極をサイクリングすることは可能なのだそうだ。
そして、南極点周辺であれば、比較的平坦だし、環境も荒れにくいので、全くもって不可能なことではないそうだ。
いや、すごい。
これは本当にすごい。すごいすごいすごいすごいすごい。

ラインホルトメスナーみたいな偉大な冒険家じゃなくても南極を旅できる時代なのだ。
実際植村直己みたいに偉大な冒険家じゃない僕でも自転車旅行ついでにキリマンジャロに登れる時代ということを考えれば納得は行く。

恐らく10年とかすれば500万くらいで南極点をサイクリング出来るようになるんじゃなかろうか。

そして、月を走れる時代も、案外僕が生きている間に来るんじゃないだろうか。

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ふとこうして書いていると、どうして僕はそんなに自転車旅行に心躍らせられるんだろうと思った。

まあ、一口に言えば自転車ってやっぱりすごいんだろう。

とりあえず、諏訪の盆地では小口さんに便乗して、外人にサイクリングをガイドしたり出来たら良いなと思いつつ。
久々にパンを食べに行く走行会やりたい。

まあ、そんなこんな。
posted by じてぼん。 at 21:43 | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする